仕事に取り組む自分を振り返ってみてください。
いきなり着手していませんか。
行き当たりばったりで、問題解決に取り組んでいませんか。
たしかに着手するまでの時間が短く、行動力があるのは素晴らしいでしょう。
早く着手したほうが、結果も早く出ます。
ぐだぐだ言い訳を後回しにするより、すぐ実行に移すほうが、結果が出るのも早くなります。
少なくとも現実は前進しているので、何らかの結果が得られるでしょう。
じっとしているより、具体的な行動をしている点では、素晴らしいと言えます。
しかし、すぐ着手するのがベストとは限りません。
何も考えず、いきなり仕事に着手すると、仕事が二度手間になることがあります。
同じ仕事をやり直すのは、時間も労力も無駄になります。
ミスや失敗を招きやすくなるでしょう。
自分だけでなく、周りに不快感を与えたり迷惑をかけたりすることもあるでしょう。
取り返しのつかないミスをしてしまっては笑えません。
そこで必要なポイントが、2つあります。
「段取り」と「優先順位」です。
陳腐でありふれたことと思うかもしれませんが、自分の仕事の取り組み方を振り返ってみてください。
段取りを考えているつもりであっても、甘い部分はないでしょうか。
優先順位を考えているつもりであっても、中途半端になっていないでしょうか。
「当たり前」という認識だからこそ重要性が軽視され、実行できていないことがあります。
実行できていたとしても、手抜きや中途半端が目立っているかもしれません。
段取りと優先順位を考えないでうまくいったら、それはたまたまうまくいっただけのこと。
運や偶然に頼るような仕事の進め方は、賢明と言えません。
あらためて段取りと優先順位を考える習慣を確認してみてください。
作業の重要性を意識して、上手に整った形になるよう考えます。
完璧に考える必要はありませんが、最低限は考えておくことが大切です。
状況にかかわらず、段取りと優先順位は常に意識したい。
特に注意したいのは、忙しい状況です。
普段はきちんと実行できていても、繁忙期で余裕がなくなると、段取りや優先順位がおろそかになりがちです。
どんなときでも、段取りと優先順位を徹底しましょう。
段取りと優先順位を徹底することが、賢くなるための必要条件です。