賢い人には、本質を考える習慣があります。
何事も本質が重要です。
もちろん本質を意識しなくても、仕事をすることは可能です。
言われたとおりに進め、大きなトラブルさえなければ、ひとまず無難に仕事を完了できるでしょう。
最低限をクリアしていれば、特にトラブルもなく、いつもと同じ日々を送れます。
しかし、本質を意識しているかどうかは、進め方や効率に大きな違いをもたらします。
賢くなりたいなら、本質を考える習慣をつけてください。
本質を考えることは、ゴールを考えることでもあります。
何事も手当たり次第に進めるより、本質を見抜いたうえで取り組んだほうが、効率よく確実に進めることができます。
ゴールがわかっていると、正しい見方や考え方ができるようになり、ベストな手段を選択できるようになります。
たとえば、受験です。
賢くない人は、とにかく手当たり次第に勉強をして、試験で高得点を目指そうとします。
もちろん勉強量を増やすのはいいのですが、勉強科目が偏ったり達成目標が曖昧になったりして、目的を見失いがちです。
受験の本質は、志望校に合格することです。
賢い人は、本質は合格であることを理解しています。
まず志望校の試験の傾向と対策を把握します。
そのうえで必要科目をバランスよく勉強して、総合点で合格ラインをクリアしようとします。
そのため効率のよい勉強を進めることができ、目的どおり、合格を勝ち取るのです。
また、仕事でも、賢い人とそうでない人の違いが見られる点です。
賢くない人は、与えられた仕事をただ言われたとおりにこなします。
仕事の本質は、目的です。
賢い人は、着手する前に、与えられた仕事の目的を確認します。
目的がわかれば、目的に沿った仕事の進め方を自分なりに考えて、効率よく進めようとします。
たとえトラブルが起こっても、目的がわかっていれば、臨機応変に対応できます。
接客業でも同じです。
賢くない人は、マニュアルどおりの接客だけを心がけます。
もしマニュアルに載っていない想定外が発生すれば、思考停止に陥り、スムーズな対処ができません。
接客業の本質は、ホスピタリティーです。
賢い人は、ホスピタリティーを持って対応するにはどうすればいいか考えます。
マニュアルに従いつつも、ホスピタリティーを実現するため、臨機応変な対応ができるようになるのです。
本質を意識することで、ゴールまでの明確な道筋が見えます。
軸がぶれなくなり、無駄が減って、効率よい仕事の進め方が可能になるのです。
常に本質を考える習慣をつけていきましょう。
「この仕事の本質は何だろうか」と問いかける習慣が大切です。
余計な雑念が取り払われ、大切なことに集中しやすくなります。