時に自分の背負っているストレスを、わざわざ自分で大きくさせている場合があります。
上司がちょっとした注意で言ったことが、相手は大げさに受け止めてしまい、ひどく叱られたと思ってしまうケースです。
新人1年目の私は、驚くほどの叱られ役でした。
事あるごとに、上司からお説教をされるため「私はよほど嫌われているのか」と不安になったくらいです。
同期で入った同僚の人は「かわいそうに。また叱られている」と思っていたことでしょう。
私は当時あまりに毎日叱られていたせいで、だんだん慣れてくるといった不思議な感覚を経験したことがあります。
数をこなせば慣れるというものです。
はじめこそ、1回1回のお説教を重く受け止め落ち込んでいましたが、1日に何度も叱られると、慣れてきてしまうのです。
途中でわかったことですが、上司はとにかく憂さ晴らしをしたいという理由から怒ってくることがあります。
きっかけはほんのささいなことでも、ささいなこと以上に大げさに怒ってきます。
私は、ストレスのごみ箱的存在でした。
周りの人いわく、どうやら私は怒りやすいキャラクターを持っているとのこと。
あまり嬉しくない役柄ですが、何度も叱られるという経験により、だんだん精神的な強さを得ることができるようになりました。
必要以上に重く受け止めないことで、ストレスにも耐えられるようになります。
精神的に強くなるためには、必要以上に重く受け止めないことです。