引き止めるとき、悪いところを改善する約束は必須です。
自分の悪いところを放置したままでは、説得も難しいでしょう。
ただし、普通に改善の約束をすればいいわけではありません。
約束は、できるだけ具体的にしておくのが得策です。
約束は、するのは簡単でも、守るのが難しい。
抽象的な約束は、なかなか信じてもらえないでしょう。
「もう嘘はつかない」
「もう無駄遣いはしない」
「今後は誠実な付き合い方を心がける」
言っている意味はわかっても、相手は「本当だろうか」と不安になって、スムーズに信じてもらえないでしょう。
ましてや別れ話を切り出しているほどですから、中途半端な約束は聞き流される可能性が高い。
そのため、約束をするなら、本気であるとわかるような具体的な方法を考える必要があります。
たとえば「嘘をつかない」と約束の場合、口頭だけでもいいですが、書面にしたほうが効果的でしょう。
書面だから安心とは限りませんが、少なくとも口約束より信用できます。
「もう無駄遣いはしない」と約束をする場合も、できるだけ具体的にします。
たとえば月に一度は、クレジットカードの明細や口座の残高を見せるなどの約束をします。
借金の返済があるなら、その計画を紙に書き出し、きちんと説明する。
精神論ではなく方法論による方法なら、合理的な説明がつくので、信用してもらいやすくなるでしょう。
ただ「信用してほしい」とお願いするのではなく、信用してもらえる方法を考えます。
具体的な約束であればあるほど、プラスに働きます。
自分にとっても、約束を具体的にしたほうが、気持ちが引き締まるはずです。
少しでも相手に信用してもらうために、約束をするなら具体的にしてください。