引き止めるにも、準備が必要です。
「次の週末、今後のことで話があるから時間を空けておいてほしい」
そんな話を持ち出されたとき、直感的に「別れ話ではないか」と気づくことがあります。
普段から不安定な関係が続いていると、悪い予感がするでしょう。
普段から別れの兆候が見られる場合は、ほぼ確信が得られるはずです。
もちろんお互いとも別れたい気持ちで一致しているなら、話はスムーズです。
すぐ別れに同意して、未練も禍根を残さず、それぞれが新しい道を歩めばいいでしょう。
しかし、別れたくないなら準備が必要です。
別れ話を切り出されたとき「嫌だ。別れたくない」と言うだけでは、うまく説得できません。
相手が別れ話を切り出した時点で、決意は固まっていると考えられます。
普通に説得しただけでは、相手は聞き入れてくれず、なかなかうまくいかないでしょう。
準備も計画も心構えもなく、無防備のまま話し合いに飛び込んでいっても、相手の勢いに押されるだけ。
とっさに気の利いた言葉を考えるのは難しい。
だからこそ、引き止めるにも準備が必要です。
別れたくなければ、別れ話を切り出されそうと予感した時点で、説得に必要なことを準備しておきましょう。
納得してもらえる改善策を考えておく。
相手の言い分に対する説明も用意しておく。
相手の心を揺さぶるセリフも考えておく。
できれば話し合う日時や場所も、計画的に考えておきたい。
別れ話にもマナーがあります。
難しいこともあるかもしれませんが、できる範囲で準備しておくのが得策です。
前もって準備ができていれば、別れ話を切り出されても、慌てることなくスムーズに説得できるでしょう。
相手の準備を上回る準備をしていれば、引き止められる確率も上がります。