「恋人を失えば、生きている意味がない」
「もう嫌だ。死んでしまいたい」
別れ話を切り出されたとき、崖から突き落とされたような感覚に襲われ、目の前が真っ暗になります。
とりわけ恋人に依存した生き方をしていると「失っては生きていけない」と思ってしまう。
どうしても失うことが耐えきれない。
そんなとき、衝動的に自分の命を危険にさらそうとする人がいます。
刃物で自分の体を傷つけようとする。
刺激の強い薬を大量に飲もうとする。
わざと危険な行為を犯すことで、周りの気を引かせる狙いもあるかもしれません。
しかし、命を危険にさらすのは絶対いけません。
健康に悪影響という話で済む問題ではなく、命の危険があります。
自分にとって生きるすべてかもしれませんが、自分から命を絶つようなことをするのは間違っています。
自分にとって「すべて」と感じているのは、その人しか見ていないせいです。
もっと広い世界に目を向けてください。
世の中には、まだまだ多くの異性がいます。
もちろん恋人より素晴らしい人も大勢います。
恋人がいなくなるのは、自分にとって一大事であっても、天から見れば小さなこと。
恋人関係が終わるだけにすぎません。
生きる希望を失いそうなときは、支えてくれている人たちを思い出してください。
恋人だけ悲しむことではありません。
大切な家族、親しい友人、そのほか多くの仲間たち。
たくさんの人を悲しませてしまいます。
未来にある楽しみを想像しましょう。
命を失ってはすべて楽しめなくなります。
生きている意味がないなんて思わないでください。
私たちは生きているだけで価値があります。
自分を傷つけて別れを阻止しようとするのは、あまりに短絡的な行為。
恋人を失いそうになっても、どうか早まった行動だけは避けてください。