別れ話を引き止めるなら、へりくだった態度が大切です。
力強く言えば引き止められると思いますが、注意が必要です。
たしかに堂々とした言い方は大切ですが、偉そうな言い方になると逆効果です。
「くだらない考え方はやめろ」
「別れるなんて、絶対許さない」
「別れるかどうかは、私が決める」
乱暴な言葉遣いでは、うまく引き止められないのも当然です。
偉そうな態度で引き止めようとしても、相手の反感を刺激するだけ。
相手を見下すような言い方は、喧嘩を仕掛けているのと同じです。
引き止めるどころか、相手を不機嫌にさせてしまい、ますます別れを促してしまいます。
あまりに暴言がひどい場合、脅迫になる可能性もあり、別の問題に発展する恐れもあります。
引き止めるときに大切なのは、へりくだった態度です。
「自分が悪かった。ごめんね」
「これからは、こんなふうに改善するからやり直そう」
「もう一度チャンスをください。お願いします」
自分のほうが低い立場であることをわきまえましょう。
普段偉そうにしていても、相手に別れ話を切り出されたら、もう偉そうなことは言えません。
不器用であってもかまわないので、お願いするような言い方を心がけます。
つまらないプライドにこだわっていると、なかなかスムーズに説得できません。
へりくだった態度があってこそ、相手はあなたの説得の言葉を聞いてくれます。
言いたいことを言いやすくなり、相手の心を動かせます。