別れでは、嘘の理由が禁止というわけではありません。
スムーズに目的を果たすには、時には嘘をつくことも必要になる場面もあります。
正直に理由を言えば、泥沼問題になるのが確実なら、自己責任のうえ、嘘をつくのもありでしょう。
おすすめできませんが、必要なら選択肢の1つです。
ただし、嘘はよくても、明らかな嘘はいけません。
すぐ嘘だとわかる理由は不適切です。
「今度、留学することになった」
「親の都合で遠くに引っ越すことになった」
「親からお見合いを持ちかけられ、断れなくなった」
「よく当たる占い師から、別れたほうがいいと言われたから」
本人のプライベートを詳しく知っていれば、相手が嘘を見抜くのは難しくないでしょう。
明らかな嘘は、すぐ相手に見抜かれてしまい、もはや意味がありません。
どれだけ理由を言ったところで、それが嘘なら説得力はゼロ。
相手は納得してくれず、しつこく食い下がってくるでしょう。
話のつじつまも合わなくなり、別れ話がこじれます。
それどころか、さらに相手を傷つける可能性もあります。
「安っぽい嘘をつかれるなんて、自分もばかにされるようになったな」
「そんなわかりやすい嘘で騙せるほど、自分は軽く見られているのか」
「きちんとした嘘をつく努力すら省かれている。今までの関係は何だったのだろう」
相手からばかにされているような印象を受けるため、ますます傷つくのです。
明らかな嘘は、お互いを不幸にします。
嘘をつくなら、ばれない嘘にすることです。
知恵を絞って、徹底的につじつまを合わせておくことが必要です。