香水は「ほのか」に香るくらいが、ちょうどいい強さです。
ついおしゃれをしたいときは、香水も多めにつけてしまいがちです。
しかし、マナー上、強すぎないことが大切です。
香水の香りが強すぎて相手の気分を害することはあっても、香りが弱すぎて相手の気分を害することはありません。
香水の使い方には、気をつける必要があります。
私は一時期、香水にのめり込んでいたころがありました。
香水をつけていると、大人びた雰囲気を意図的に醸し出せます。
私の場合も同じで、大人びた雰囲気に憧れがありました。
「香りで雰囲気が変わるなら面白そう。やってみよう」ということになり、香水屋さんで香りの塊になっていました。
ハリウッドに、香水の専門店「セフォラ」というお店があります。
「セフォラ」の香水は、品揃えがよいのです。
私は香りも好きでしたが、おしゃれな香水のボトルも好きでした。
ボトルもおしゃれで、余計に香水にのめり込んでいたのです。
私の部屋にある鏡台には、たくさん香水が並べられていました。
そうしたとき、友人の1人に香水の香りの強い女の子がいました。
水商売をしていた女性だったため仕事の都合はわかりますが、香水が強すぎて、近寄りにくかったことがありました。
そのとき、ふと自分を振り返りました。
「自分もにおいで相手の気分を不快にさせていないだろうか」と。
それからというもの、香りの強さはもっぱら「ほのか」にしています。
上に向けて「シュッ」と吹いてから、その香りの輪をくぐり抜けると、うまく「ほのか」を演出させることができます。
「ほのか」に香るくらいが、ちょうどいい香りの強さなのです。