執筆者:水口貴博

社会人にふさわしい30の服装マナー

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香水も、度が過ぎれば悪臭になる。

香水も、度が過ぎれば悪臭になる。 | 社会人にふさわしい30の服装マナー

女性がまず気をつけたいのは、香水です。

私が会社でエレベーターに乗ったときのことです。

たまたま隣に居合わせた女性が強い香水をしていたので、息がしづらく呼吸困難になったことがあります。

いい香りも度が過ぎれば、香りではなく、悪臭です。

エレベーターの中のような密室では逃げ場がありません。

そのうえ、女性に対して香りを指摘するのも、なかなかできないものです。

私はあまりに強い香水で、どういう女性なのかちらりと横を向いて確認しました。

その女性も、私の視線に気づいたようです。

私は強い香水に迷惑でちらちら見ていたのに、その女性は「男性からの視線を集めている」と思い、にやりとしています。

「自分の香水は、たくさんの男性に受けているのね」と勘違いをしているようです。

そういう流れになっていると気づいた私は、余計に気分が悪くなってしまいました。

貧血で倒れそうになったことはありますが、香水で倒れそうになったのは、このときが初めてです。

多くの女性は「モテたい」「気にされたい」「イケていると思われたい」という理由から、香水を身につけます。

そういう気持ちが強い人はいつの間にか、つい香水を多めにつけてしまいがちです。

厄介なことに、香りが強すぎると鼻の感度が鈍くなり、いつの間にかつけすぎてしまうのです。

女性の人にまず気をつけていただきたいことは「香水」です。

香りには、人それぞれ、好き好みがあることを知っておかなければなりません。

音楽と同じです。

自分は「いい音楽だな」と思っても、ほかの人には「苦手な音楽」と感じる場合もあります。

香水にも人の好みがあります。

自分が「いい香りだな」と思っても、他人には「悪臭だ」と感じることもあるのです。

微香程度に抑えるか、もしくはつけないことが一番です。

女性は必ずしも香水をつけなければならないという身だしなみマナーはありません。

無臭でも、他人に迷惑をかけるわけではありませんからマナー違反ではありません。

社会人にふさわしい服装マナー(6)
  • 香水の強さに気をつける。
ほのかな香りの香水でさえ、誰の迷惑になるかわからない。

社会人にふさわしい30の服装マナー

  1. ビジネスにおける身だしなみは、性格、信用、評価に関わる。
  2. まず避けるべき身だしなみは「派手」と「ブランド」。
  3. どんなに暑くても、訪問先へは、スーツを着てからにする。
  4. リュックサックよりカバンのほうが、ビジネスをスムーズに進められる。
  5. 「ニンニク」「タバコ」「汗」は、においが残りやすい。
  6. 香水も、度が過ぎれば悪臭になる。
  7. ほのかな香りの香水でさえ、誰の迷惑になるかわからない。
  8. 露出の多い身だしなみは控えること。
  9. 面倒くさい食後の歯磨きだからこそ、清潔感に差がつきやすい。
  10. しわでよれよれのシャツは、仕事ができなさそうに見える。
  11. アイロンが面倒なら、形状記憶のワイシャツにすればいい。
  12. かっこいいネクタイも、左右に傾いていては、好印象が半減する。
  13. 帰宅をして脱いだスーツは、きちんとハンガーに掛ける。
  14. 服装自由の職場でも、何でも着てよいわけではない。
  15. 仕事の後にデートがあっても、仕事中には関係ない。
  16. 濡れた手のまま、トイレから出てきてはいけない。
  17. ビジネスでは、靴下は黒が常識。
  18. 清潔感のある人は、仕事ができる証拠。
  19. ふけは、見えないからこそ気をつける。
  20. 派手なメイクはダメ。
    だからとはいえ、何もしないのもダメ。
  21. 「長髪」と「ひげ」は、不快と感じる人がいるため、やめたほうがいい。
  22. チャック全開を指摘するには、工夫のある言い方が必要。
  23. 異性の気を引く意外な服装がある。
  24. 予備があると、不安がなくなり、業務に集中できる。
  25. 消臭スプレーも、使う場所に注意しよう。
  26. 男性の眉は、細すぎると不自然になる。
  27. 私服だからとはいえ、何でも着ていいわけではない。
  28. 公共の場でするお化粧は、大道芸と同じパフォーマンス。
  29. いつも変わらないスタイルは、面白みはないが堅実である。
  30. 落ち着いたカラーで、イメージアップしよう。

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