女性がまず気をつけたいのは、香水です。
私が会社でエレベーターに乗ったときのことです。
たまたま隣に居合わせた女性が強い香水をしていたので、息がしづらく呼吸困難になったことがあります。
いい香りも度が過ぎれば、香りではなく、悪臭です。
エレベーターの中のような密室では逃げ場がありません。
そのうえ、女性に対して香りを指摘するのも、なかなかできないものです。
私はあまりに強い香水で、どういう女性なのかちらりと横を向いて確認しました。
その女性も、私の視線に気づいたようです。
私は強い香水に迷惑でちらちら見ていたのに、その女性は「男性からの視線を集めている」と思い、にやりとしています。
「自分の香水は、たくさんの男性に受けているのね」と勘違いをしているようです。
そういう流れになっていると気づいた私は、余計に気分が悪くなってしまいました。
貧血で倒れそうになったことはありますが、香水で倒れそうになったのは、このときが初めてです。
多くの女性は「モテたい」「気にされたい」「イケていると思われたい」という理由から、香水を身につけます。
そういう気持ちが強い人はいつの間にか、つい香水を多めにつけてしまいがちです。
厄介なことに、香りが強すぎると鼻の感度が鈍くなり、いつの間にかつけすぎてしまうのです。
女性の人にまず気をつけていただきたいことは「香水」です。
香りには、人それぞれ、好き好みがあることを知っておかなければなりません。
音楽と同じです。
自分は「いい音楽だな」と思っても、ほかの人には「苦手な音楽」と感じる場合もあります。
香水にも人の好みがあります。
自分が「いい香りだな」と思っても、他人には「悪臭だ」と感じることもあるのです。
微香程度に抑えるか、もしくはつけないことが一番です。
女性は必ずしも香水をつけなければならないという身だしなみマナーはありません。
無臭でも、他人に迷惑をかけるわけではありませんからマナー違反ではありません。