「自分には才能がない」
そう思う人も多いのではないでしょうか。
「自分に才能がない」と言う前に、自分を振り返ってみましょう。
「才能がないと断言できるだけ、本当に努力をしたか」ということです。
才能は、生まれつきのような先天的な要素だけではありません。
後天的な努力のほうが、大きく影響を及ぼします。
エジソンも「発明は、1パーセントの才能と99パーセントの努力だ」と言っています。
才能は、単なるきっかけにすぎません。
大切なことはその小さなきっかけを、どれだけ大きくしていく努力ができるかです。
あるきっかけで野球を始めた人も、途中で諦めてはそこで上達が止まります。
大リーグで大偉業を達成したイチロー選手も、野球を始めたことは、ささいなことがきっかけだと言っています。
しかし、そんなイチローが世界一の記録を作ってしまうほど大きく成長できたのは、その後の努力が大きく影響しているからです。
小学生のころのイチローは、学校から帰ってきてから、毎日お父さんと一緒に野球の練習に明け暮れていました。
野球をしない日がないというくらい毎日努力をしたからこそ、世界一の偉業を成し遂げることができたのです。
野球を始めたきっかけから、どれだけ野球がうまく上達できるかは、その後の努力が大きく影響するのです。
まだ大して努力もしていない人が「自分には才能がない」などと口にしてはいけません。
それでは、努力をしている人に失礼です。
才能があるのかないのかは、やることをやってから初めて知ることができます。
「自分には才能がない」という言葉は、やることをやった人だけが言える言葉なのです。