名刺やメールの署名では、住所の記載が基本です。
ところが中には、住所を明かしたくないと考える人がいるようです。
住所は重要な個人情報の1つ。
名刺やメールの署名で住所を明かせば、自分の住んでいる具体的な場所が特定されます。
個人情報が流出すれば、何らかのトラブルに巻き込まれるのではないかという不安もあるかもしれませんね。
個人情報に慎重な姿勢は、素晴らしい。
しかし、できれば、やはり住所はきちんと記載しておくほうがいいでしょう。
なぜ名刺やメールの署名では、住所が必要なのか。
それは、ビジネスに必要な情報だからです。
企業から資料などを送付する際、住所がわかればスムーズです。
選考では、住所も1つの判断材料になる場合もあります。
できるだけ会社に近い人のほうが、通勤が短時間で済むため、企業も歓迎するでしょう。
就職活動をする身として、自分の素性を明かすのがマナーです。
住所を明かせない人は「明かせない事情でもあるのか。住所が不定なのか」など、余計な誤解を与えることもあるでしょう。
用心しすぎて保守的になると、いつの間にか就職活動のチャンスまで失う場合があります。
企業は、住所を悪用することはありません。
あくまでビジネスです。
事情がないかぎり、きちんと住所を記載しておくほうが、相手に安心感を与えることができます。