本エントリーをすれば、提出が必要になるエントリーシート。
エントリーシートとは、就職希望者が志望企業に提出する応募用紙です。
エントリーシートと履歴書は似ているように思えますが、同じではありません。
エントリーシートを、自己紹介における簡易資料と考える学生がいるようです。
たしかに履歴書ほど、形式張ってはいません。
企業独自の質問も目立ち、柔らかい印象を受ける人もいるでしょう。
エントリーシートの作成は、履歴書の作成より時間がかかりやすい傾向があります。
履歴書で思考力が必要なのは、自己PRと志望動機くらいです。
そのほかの住所・氏名・学歴などの項目は、単に事実を書くだけなので、深く考えずに記載できます。
エントリーシートを書きながら自己分析を行う人もいるかもしれません。
少しでも手間を省こうと思うと、やはり考えながら書くと早いでしょう。
文章を書いているうちに、考えが整理されることがあるのも事実。
履歴書とエントリーシート。
意外にも、履歴書よりエントリーシートのほうが、作成に時間がかかるはずです。
エントリーシートで自分をアピールできる余白は、履歴書より大きめです。
エントリーシートは、参考資料でもあります。
面接官はあなたと面接をする前、エントリーシートをじっくり読むはずです。
エントリーシートに興味のある記載があれば「面接で直接尋ねてみよう」という流れになるでしょう。
自己PRにせよ、志望動機にせよ、大切なのは簡潔な文章です。
簡潔とは、簡単で要領よくまとまっていることをいいます。
長い文章でくどくどした説明は好ましくありません。
もちろん修飾語は使っていいのです。
ここで注意したいのは、あくまで「大げさな修飾語」です。
修飾語を大げさにすると、偽りに聞こえやすくなるため、かえって信用を下げる場合があります。
書かないことには始まりません。
平凡でもいいですから、まず書いてみましょう。
自己PRや志望動機を、頭の中だけで考えるのは得策ではありません。
本屋で、本を選ぶ状況を思い出してください。
たとえば、政治経済の勉強をしようと思い、書店で本を探す状況があるとします。
どんな本を選ぶでしょうか。
エントリーシートは、手書きによる作成が基本です。
パソコンによる作成しか選択肢がない場合は別ですが、基本はやはり手書きと考えるべきでしょう。
エントリーシートも履歴書と同様、本人の内面や人間性を確認する意味があるからです。
自分の書いた文章を見直してみましょう。
自己PRや志望動機が、小さな字でいっぱいになっていないでしょうか。
「自分を詳しく知ってほしい。説明したい」と思えば、言葉数も増える傾向があります。
自己PRと志望動機。
文章として書いてみると、ほんの数行です。
長い時間をかけ、深く考えた割に、書いてみると意外に少ない量。
エントリーシートや履歴書などの欄では、無地が一般的です。
大きな余白に、文字を自由に書けるタイプがほとんどですね。
文字の大きさや行の間隔など、すべて自由です。
応募書類の中には、パソコンソフトで作成する場合もあります。
エントリーシート・履歴書・職務経歴書だけではありません。
任意で企画書を、パソコンを使って作成することもあるでしょう。
きれいに書こうと思うだけでは、きれいな字は書けません。
スポーツ選手が「うまくプレーしよう」と思っているだけでは、うまくプレーできませんね。
イメージトレーニングくらいはできるかもしれませんが、結局はイメージにすぎません。
夜は、理性を失いやすい時間帯です。
周囲は暗く、不思議な感覚になりがちです。
疲れがたまり、頭もぼんやりします。
応募書類を書くときは、体調に注目です。
疲れや眠気を我慢しながら、強引に書こうとしていませんか。
就職活動は、学業やアルバイトをしながら進めるため、疲れや眠気といつも戦っているかもしれません。
エントリーシートを書くときには、体調が重要です。
疲れや眠気を我慢しながらでは、納得のいく文章を書くのは難しいでしょう。
疲れも眠気もなく、体調がよい状態で書くのがおすすめです。
エントリーシートは、一気に書き上げるのが最適とは限りません。
もちろん一気に書き上げることができればいいのですが、思うように書けず、作成が行き詰まることもあるでしょう。
エントリーシートには、創意工夫や想像力など、思考力が要求される項目が目立ちます。
就職活動では、テンプレートを活用する場面があります。
たとえば、OB・OG訪問の依頼やお礼、面接の問い合わせなどです。
自己PRや志望動機など、就職意欲に関するさまざまなテンプレートが存在します。
どんな人でも、強烈なアイキャッチ効果を出せる方法が、2つあります。
「手描きのイラスト」と「カラー」です。
文章より絵のほうが、アイキャッチ効果は抜群です。
「何をしたか」と「なぜそれをしたのか」。
多くの人が見落としがちなのは「なぜそれをしたのか」という視点です。
もちろん「何をしたのか」という実績も重要です。
証明写真は、職種によって使い分けが必要になる場合があります。
たとえば、一般企業と舞台役者の就職を、両方同時に希望している状況があるとします。
一般企業の場合、正面を向いた標準的な証明写真が好まれる傾向があります。
自己PRや志望動機で、限度を超えるケースがあります。
たとえば、立派な内容に仕上げようと思い、嘘の内容で仕上げてしまう場合です。
就職対策本にある参考例を丸写しすれば、内容は嘘でも、立派に仕上げることができるでしょう。
エントリーシートには、太字を使用することがあります。
たとえば、見出しです。
細字より太字で書いたほうが、より見出しらしく見えるでしょう。
企業の案内資料やウェブサイトは、志望動機の宝庫です。
志望動機に生かせるネタがたくさん詰まっていますから、志望動機を考えるうえでは欠かせません。
さて、ここでよくある失敗があります。
毎年、就職活動の時期になると、応募書類の提出が始まります。
エントリーシート・履歴書・職務経歴書などです。
応募書類を通して、企業に興味があることを伝え、自分をアピールします。
期待させる要素とは何か。
「この人は、きっと大きく成長するだろう」「今後の活躍が楽しみ」などと思わせる力です。
期待させる要素があれば、現在の能力は普通でも、今後の成長を加味して評価してくれるでしょう。
応募書類の学歴欄を見てみましょう。
学歴欄は、義務教育から受けた学歴を書きますが、最後をどう締めくくるかです。
締めくくる言葉に決まりはありません。