公開日:2014年5月14日
執筆者:水口貴博

エントリーシートで心がける30の書き方

  • エントリーシートとは。
エントリーシートで心がける30の書き方

エントリーシートとは。

本エントリーをすれば、提出が必要になるエントリーシート。
エントリーシートとは、就職希望者が志望企業に提出する応募用紙です。
エントリーシートと履歴書は似ているように思えますが、同じではありません。

エントリーシートの扱いは、履歴書と同様に重視される。

エントリーシートを、自己紹介における簡易資料と考える学生がいるようです。
たしかに履歴書ほど、形式張ってはいません。
企業独自の質問も目立ち、柔らかい印象を受ける人もいるでしょう。

エントリーシートの作成は、意外に時間がかかる。

エントリーシートの作成は、履歴書の作成より時間がかかりやすい傾向があります。
履歴書で思考力が必要なのは、自己PRと志望動機くらいです。
そのほかの住所・氏名・学歴などの項目は、単に事実を書くだけなので、深く考えずに記載できます。

エントリーシートを書きながら、自己分析をしない。

エントリーシートを書きながら自己分析を行う人もいるかもしれません。
少しでも手間を省こうと思うと、やはり考えながら書くと早いでしょう。
文章を書いているうちに、考えが整理されることがあるのも事実。

まず大切なのは、エントリーシートを作成するときの心持ち。

履歴書とエントリーシート。
意外にも、履歴書よりエントリーシートのほうが、作成に時間がかかるはずです。
エントリーシートで自分をアピールできる余白は、履歴書より大きめです。

聞かれたい質問は、エントリーシートに記載して、面接で質問されやすい状況を作る。

エントリーシートは、参考資料でもあります。
面接官はあなたと面接をする前、エントリーシートをじっくり読むはずです。
エントリーシートに興味のある記載があれば「面接で直接尋ねてみよう」という流れになるでしょう。

簡潔であることを、恐れない。

自己PRにせよ、志望動機にせよ、大切なのは簡潔な文章です。
簡潔とは、簡単で要領よくまとまっていることをいいます。
長い文章でくどくどした説明は好ましくありません。

印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。

もちろん修飾語は使っていいのです。
ここで注意したいのは、あくまで「大げさな修飾語」です。
修飾語を大げさにすると、偽りに聞こえやすくなるため、かえって信用を下げる場合があります。

最初からしっかり仕上げる必要はない。
最終的にしっかり仕上げればいい。

書かないことには始まりません。
平凡でもいいですから、まず書いてみましょう。
自己PRや志望動機を、頭の中だけで考えるのは得策ではありません。

取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。

本屋で、本を選ぶ状況を思い出してください。
たとえば、政治経済の勉強をしようと思い、書店で本を探す状況があるとします。
どんな本を選ぶでしょうか。

エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらで作成すべきか。

エントリーシートは、手書きによる作成が基本です。
パソコンによる作成しか選択肢がない場合は別ですが、基本はやはり手書きと考えるべきでしょう。
エントリーシートも履歴書と同様、本人の内面や人間性を確認する意味があるからです。

小さな字でたくさん書かれた文章は、第一印象が悪くなりやすい。

自分の書いた文章を見直してみましょう。
自己PRや志望動機が、小さな字でいっぱいになっていないでしょうか。
「自分を詳しく知ってほしい。説明したい」と思えば、言葉数も増える傾向があります。

数行の文章だから、手間暇を減らすのではない。
数行の文章だから、手間暇を増やす。

自己PRと志望動機。
文章として書いてみると、ほんの数行です。
長い時間をかけ、深く考えた割に、書いてみると意外に少ない量。

無地の欄に字をそろえて書くための意外な道具とは。

エントリーシートや履歴書などの欄では、無地が一般的です。
大きな余白に、文字を自由に書けるタイプがほとんどですね。
文字の大きさや行の間隔など、すべて自由です。

パソコンで応募書類を作成する際は、フォントに注意。

応募書類の中には、パソコンソフトで作成する場合もあります。
エントリーシート・履歴書・職務経歴書だけではありません。
任意で企画書を、パソコンを使って作成することもあるでしょう。

きれいな字で書こうと思うだけでは、きれいな字は書けない。

きれいに書こうと思うだけでは、きれいな字は書けません。
スポーツ選手が「うまくプレーしよう」と思っているだけでは、うまくプレーできませんね。
イメージトレーニングくらいはできるかもしれませんが、結局はイメージにすぎません。

夜に書いたエントリーシートには要注意。

夜は、理性を失いやすい時間帯です。
周囲は暗く、不思議な感覚になりがちです。
疲れがたまり、頭もぼんやりします。

疲れや眠気を我慢して書いたところで、いい文章は書けないだろう。

応募書類を書くときは、体調に注目です。
疲れや眠気を我慢しながら、強引に書こうとしていませんか。
就職活動は、学業やアルバイトをしながら進めるため、疲れや眠気といつも戦っているかもしれません。

心の状態は、そのまま文章にも表れる。

エントリーシートを書くときには、体調が重要です。
疲れや眠気を我慢しながらでは、納得のいく文章を書くのは難しいでしょう。
疲れも眠気もなく、体調がよい状態で書くのがおすすめです。

適度な休憩は、より良いエントリーシートを作成するコツ。

エントリーシートは、一気に書き上げるのが最適とは限りません。
もちろん一気に書き上げることができればいいのですが、思うように書けず、作成が行き詰まることもあるでしょう。
エントリーシートには、創意工夫や想像力など、思考力が要求される項目が目立ちます。

きれいな文面でも、丸写しをしたとわかる内容では、相手の心を動かせない。

就職活動では、テンプレートを活用する場面があります。
たとえば、OB・OG訪問の依頼やお礼、面接の問い合わせなどです。
自己PRや志望動機など、就職意欲に関するさまざまなテンプレートが存在します。

強烈な2大アイキャッチ効果は「手描きのイラスト」と「カラー」。

どんな人でも、強烈なアイキャッチ効果を出せる方法が、2つあります。
「手描きのイラスト」と「カラー」です。
文章より絵のほうが、アイキャッチ効果は抜群です。

「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。

「何をしたか」と「なぜそれをしたのか」。
多くの人が見落としがちなのは「なぜそれをしたのか」という視点です。
もちろん「何をしたのか」という実績も重要です。

証明写真も、職種に応じて使い分けたほうが、選考で有利。

証明写真は、職種によって使い分けが必要になる場合があります。
たとえば、一般企業と舞台役者の就職を、両方同時に希望している状況があるとします。
一般企業の場合、正面を向いた標準的な証明写真が好まれる傾向があります。

自己PRも志望動機も、嘘はいけない。

自己PRや志望動機で、限度を超えるケースがあります。
たとえば、立派な内容に仕上げようと思い、嘘の内容で仕上げてしまう場合です。
就職対策本にある参考例を丸写しすれば、内容は嘘でも、立派に仕上げることができるでしょう。

太字は、油性サインペンより筆ペンのほうが、きれいで上品に見える。

エントリーシートには、太字を使用することがあります。
たとえば、見出しです。
細字より太字で書いたほうが、より見出しらしく見えるでしょう。

志望動機をスムーズにするのは、ボールペンによるマーキング。

企業の案内資料やウェブサイトは、志望動機の宝庫です。
志望動機に生かせるネタがたくさん詰まっていますから、志望動機を考えるうえでは欠かせません。
さて、ここでよくある失敗があります。

応募書類の提出の早さは、意欲や熱意を間接的に伝える。

毎年、就職活動の時期になると、応募書類の提出が始まります。
エントリーシート・履歴書・職務経歴書などです。
応募書類を通して、企業に興味があることを伝え、自分をアピールします。

あなたの書いた文章には、期待させる要素がありますか。

期待させる要素とは何か。
「この人は、きっと大きく成長するだろう」「今後の活躍が楽しみ」などと思わせる力です。
期待させる要素があれば、現在の能力は普通でも、今後の成長を加味して評価してくれるでしょう。

「以上」の一言を、礼儀正しい印象に変える工夫。

応募書類の学歴欄を見てみましょう。
学歴欄は、義務教育から受けた学歴を書きますが、最後をどう締めくくるかです。
締めくくる言葉に決まりはありません。

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