私たちは普段、言葉遣いに注意しているものです。
落ち着いているときは、一言一言、言葉を慎重に選びながら話せます。
ところが、普段は言葉遣いが整っていても、うっかり言葉遣いが乱れやすい瞬間があります。
余裕がなくなったときです。
たとえば、遅刻しそうな場面です。
電車遅延のため、面接の予定時間に遅れそうなとき、採用担当者に電話をかけます。
切迫した状況で焦っていると、平常心を失いやすい。
こうした余裕のない状況では、自制心を失い、言葉遣いも乱れがちなのです。
「余裕がなくて、言葉遣いが悪くなりました」では、言い訳になりません。
言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕のないときです。
怒り・焦り・いら立ち。
当惑・動揺・ためらい。
何らかのトラブルが発生して取り乱しているときこそ、言葉遣いは特に注意しましょう。
「落ち着け。こういうときこそ、言葉遣いに注意しなければいけない」と自分に言い聞かせましょう。