面接によっては、親しみやすい話し方の面接官が登場することがあります。
面白い冗談で、場を和ませてくれる面接官。
「大学の勉強は大変ですよね」と、気遣ってくれる面接官。
「緊張なさらず、何でも話してくださいね」と、安心させてくれる面接官。
優しく話しかけられると、雰囲気も明るく温和になり、安心して話ができるでしょう。
しかし、こんなときによくある油断があります。
面接官が親しげに話しかける影響を受け、自分もため口になってしまうことです。
自分と対等な関係であるかのような話し方をされると、砕けた言葉遣いになりがちです。
若者言葉を使ったり、偉そうな言い方になったりなどです。
いくら面接官が親しげとはいえ、ため口は不適切です。
あくまで面接です。
言葉遣いも評価対象。
親しげな話し方をしていても、面接官は、しっかり応募者の言動を確認しています。
応募者の本性をあばくため、わざと油断をさせているのかもしれません。
どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口には注意しましょう。
「自分は見られている」という意識を持ち、社会人らしい言葉遣いを維持することが大切です。