退職日が決まれば、引き継ぎ作業です。
できる範囲から、後任者に引き継いでいきましょう。
このときに配慮したいのが、後任者の負担です。
「早く引き継いで楽になりたい」という、解放されたい気持ちから、つい急いだ引き継ぎになりがちです。
特に退職日までの期間が短いときは、焦る傾向が強くなります。
しかし、自分にとって慣れた仕事でも、後任者にとっては不慣れです。
早く引き継ごうとすると、後任者は頭が混乱して、大きなストレスになるでしょう。
一度にすべてを引き継ごうとするのは無理があり、現実的ではありません。
余裕がないと、偉そうな言い方にもなりがちで、反感を生む原因になります。
大切なのは、早く引き継ぐことより、確実に引き継ぐこと。
余裕はなくても、確実に引き継ぐことが最重要です。
引き継ぎが不十分になると、辞めた後にも、前職から不明点を問い合わせる連絡が頻繁に入ってしまいます。
後任者の立場を考え、無理のないよう、仕事を1つずつゆっくり確実に引き継いでいきましょう。