小企業や零細企業との面接の際、言いやすい禁句があります。
たとえば、次のような発言です。
「小さな企業のほうが自分を生かしやすいと思い、志望いたしました」
事実をありのまま話す様子に聞こえますが、重大な禁句が含まれています。
「小さな企業」という表現です。
小さな企業でも「小さな企業」とは言わないほうがいい。
「事実なのだからいいだろう」と思うかもしれませんが、面接官の気持ちを考えることです。
世の中には、事実であっても、言ってはいけないことがあります。
面接官にとっては「小さな会社」と呼ばれるのは、事実であっても、気持ちのいいことではありません。
見下されている印象があるため、不快感を抱くことがあります。
事実かどうかにかかわらず、失礼に当たる言葉は、すべて控えるのが賢明です。
「小さな企業」という表現は「成長企業」「有望企業」などと言い換えるのが適切です。
企業をおだてるわけではありませんが、尊重と敬意を表現した言い方のほうが、採用担当者も聞きやすくなります。
たとえ従業員が数人の企業であっても、大企業と変わらない表現を心がけることが大切です。