「働いたら負け」
そんな言葉を聞くことがあります。
「働かなくても生活できる」「働いてもつらいだけ」などの意味合いが込められているようです。
たしかに非合法な労働を強いる企業なら「働いたら負け」という考え方もわかります。
サービス残業や過剰なノルマを強要する企業なら、健全な働き方は困難です。
社会の悪にも加担しますから、退職や転職など、今後の方向性を検討する必要があるでしょう。
しかし、それはあくまで、ごく一部の企業です。
問題のない一般企業に就職するなら、まったくそんなことはありません。
「働いたら負け」と思う人は、仕事に対するネガティブな面ばかりを見ています。
厳しい仕事、難しい人間関係、安い給料。
特にテレビや新聞などのニュースには、要注意です。
ニュースは、問題ばかりを報道する特徴があります。
問題だからニュースになり、ニュースを見るから問題ばかりを見ることになる。
考えがだんだん卑屈になると、悪循環はさらに加速します。
世の中を斜めから見たり、悪い点ばかり注目したりする癖がつくと、ネガティブな思考から抜け出しにくくなるのです。
「働いたら負け」と思う考えを、改めませんか。
抜け出すなら、今です。
本来、仕事とは楽しいものです。
仕事とは、自分という存在を人と社会に役立て、健全な世の中に貢献することです。
その結果、相手から「ありがとうございます」と言われ、お金・成長・感謝まで得られるのです。
喜びと楽しみに満ちた、素晴らしい活動ではありませんか。
厳しい面もありますが、だからこそ成長のきっかけです。
苦しい仕事もありますが、世の中の役に立つなら、大きな意義があります。
仕事の素晴らしさに気づけば、生きるのが楽しくなるでしょう。