面接対策の本には、次のようなアドバイスがよく見られます。
「面接中は、明るい表情になりましょう」
「面接中は、真面目な表情になりましょう」
「どちらが正しいのか」と困惑するでしょう。
実は、どちらも正しいのです。
まず面接は、明るい表情で受けるのが基本です。
明るい表情とはいえ、大げさな笑顔は不要です。
口を閉じたまま、ほんの少しだけ口角を上げた程度の笑顔を保ちながら、面接を受けます。
明るくてポジティブな印象が面接官に伝わります。
では、いつもにこにこしていればいいかというと、そうではありません。
明るい表情だけでは、明るさは伝わっても、真剣な様子が伝わりません。
そこで必要なのが、真面目な表情です。
たとえば、自己PRや志望動機など、意欲や熱意を伝える場面では、真面目な表情になりましょう。
真面目な表情で語るほうが、言葉に説得力が生まれ、意欲や熱意がより伝わりやすくなります。
一番避けたいのが、無表情です。
何を考えているのかわからないため、面接官を不安にさせるのです。
明るい表情と真面目な表情を、場面によって使い分けるのが正解です。