面接官の中には、優しい言葉をかけてくれる人がいます。
「気楽にしてください」です。
「リラックスしてください」「自由にしてください」「いつもどおりにしてください」などの言葉の場合もあります。
応募者が緊張しすぎていると、面接官としても、応募者の本当の人物像が把握しにくくなります。
応募者の緊張を少しでも和らげ、普段の様子を見たいというのが狙いです。
もちろん面接官に悪気はありません。
しかし「気楽にしていい」と言われたからと言って、本当に気楽にするのは注意したほうがいいでしょう。
気持ちを緩めてしまえば、やはり失言や失態を犯しやすくなります。
一度発言した言葉は、撤回するのが難しくなります。
一度失態を見せれば「それが本性」と思われます。
優しい言葉を本気で受け止めると、失言や失態が増え、後悔するでしょう。
「気楽にしてください」という一言を言われても、やはり最低限の緊張感は必要です。
優しい言葉に流されず、大切な場である意識を持ち続けましょう。