面接前に、聞かれるであろう質問の準備は、常識です。
確実に聞かれるであろう自己PRと志望動機については、しっかり内容を準備しておきます。
「聞かれるのではないか」と予想できれば、答えるべき内容もしっかり考え、覚えようとするでしょう。
さて、回答を準備するのはいいのですが、1つ、注意があります。
できれば、言葉の丸暗記は、避けたほうが無難です。
一字一句、間違えずに答えようとすると、棒読みのような答え方になりがちです。
「どこかの本から取ってきた内容を、そのまま口にしているだけだろう」と思われ、印象がよくありません。
言葉は立派でも、信用に欠けるため、面接官の心にすっと入ってこないのです。
また、回答の丸暗記は、緊張しやすい状態を作り出す副作用もあります。
完全に答えようとするプレッシャーのため、緊張しやすくなるのです。
少しでも間違えれば「しまった」と自分を追い込み、動揺しやすくなるでしょう。
回答の丸暗記は、できても、避けることをおすすめします。
質問への回答は、要点だけ押さえておけばいいのです。
「ここが重要」という部分だけ、しっかり暗記しておけば十分です。
面接本番では、雰囲気や流れを意識しながら答えると、自然になります。
「自分が考えた言葉で話している」という印象が強くなり、面接官の心に響きやすくなるのです。