「泥んこ祭り」をご存じですか。
日本の各地で行われる豊作祈願のお祭りです。
ぬるぬるとして汚い泥ですが、稲には欠かせない存在です。
水田を泥にまみれながら、歌ったり踊ったり走り回ったりして、翌年の豊作を祈るのです。
足のつま先から頭のてっぺんまで、泥まみれの様子が印象的です。
そんな汚い様子にもかかわらず、泥にまみれた人は、みんな、こう言います。
「ああ、気持ちいい」と。
泥にまみれることも、縁起を担いで楽しめば、気持ちがいいのでしょう。
ちなみに、たくさん泥にまみれるほど、豊作祈願の意味が強くなるそうです。
あなたの人生も、泥まみれかもしれません。
豊作祈願と考えましょう。
今、泥にまみれておけば、翌年には豊かさに恵まれるでしょう。
そういう縁起を担ぐのです。
むしろ、もっと泥にまみれたほうがいいでしょう。
たくさん泥にまみれるほど、祈願の意味が強くなります。
縁起を担げば、泥まみれになるのも、なかなか悪い経験ではありません。
「気持ちいい」と思えるのです。