自分がどのような性格であるかを知るときに、自分がどのような習慣を持っているかでわかります。
習慣が、その人の性格を表現するのです。
たとえば、いつも部屋をきれいにする習慣を持っている人は、きれいな性格なのだなとわかります。
汚いことはいつまでもそのままにせず、積極的にきれいにしていこうとする気持ちがうかがえるからです。
また遅刻をしない習慣を持っている人は、時間を大切にする几帳面な性格なのだなとわかります。
遅刻をする人としない人で、同じ性格ということはあり得ません。
習慣が違えば、性格も違うのです。
私は先日、横断歩道で青信号になるのを待っていると、赤信号なのに無視して渡っている人を見かけました。
そのときは、車も来ていなくて、渡っても危険ではないのですが、私は見ていて何だか残念でした。
こういう人は「車が来なければルールを破っても大丈夫」と思っている人なのです。
たとえ車が通ってなくても、ルールはルールです。
赤であることには変わりないので、渡ってはいけないのです。
こういう人は、ルールを監視している人がいなければ破っても大丈夫、と思っています。
約束は、人が見ていないことなら、破っても大丈夫と考えているのです。
このように、習慣からその人の性格をうかがい知ることができます。
遅刻をする人、部屋が散らかっている人などは、その習慣で性格が見えてくるのです。
「性格を変えたいんです」と願う人がいます。
性格を変えるには、習慣を変えるように努力すればいいのです。
性格を直接変えていくのは、そう簡単なことではありません。
もともと生まれついて得た性格でもあるため、根っこから変えていくことは難しく、時間もかかってしまうのです。
しかし、習慣を変えていくことなら、簡単にできるようになります。
早寝早起きの習慣、部屋をきれいにする習慣、運動をする習慣、話をするより聞く習慣、挨拶をする習慣。
これらの習慣を心がけるだけで、自然とあなたの性格まで変わっていってしまうのです。
習慣は、あなたの性格が表れた仮の姿だからです。
習慣を変えれば、性格が変わります。
習慣を変えていけば、同じように性格も一緒に変えていくことができるのです。
素晴らしい習慣を身につけましょう。
自分がいいなと思う素晴らしい習慣なら、どんどん取り入れましょう。
その素晴らしい習慣が、あなたを素晴らしい性格へと変えるのです。