夫婦仲がこじれたとき、禁断の言葉を考えることがあります。
離婚です。
考えてはいけないと思いつつも、そう考えざるを得ない状況があります。
常に言い争いをしたり、顔を見るのも嫌になったりです。
生理的に受け付けなくなると、重症です。
「離婚するしかない」と考えてしまいそうになりますが、ちょっと待ってください。
いきなり離婚に踏み切るのは、リスクもあります。
仕事があり、生活もあります。
子どもがいれば、なおさらです。
こじれた夫婦関係は、離婚するしかないのか。
その前に考えてほしい選択肢があります。
別居です。
夫婦が物理的に距離を置き、別々に住むことです。
物理的に距離を置くことで、お互いの存在について考える機会になるでしょう。
不思議なことに、離れてみると恋しくなることがあります。
どれだけパートナーからお世話になっていたのかを、再確認する機会にもなるでしょう。
別居の結果、こじれた夫婦関係が改善することがあるのです。
「別居は離婚の一歩手前」という印象が持たれがちですが、悪いことではありません。
世の中には、別居をしてから再び同居に戻り、仲を取り戻した夫婦がいます。
別居は、夫婦仲を取り戻す、切り札です。
離婚の前に、別居です。
いきなり離婚に踏み切るのではなく、別居という選択肢も、ご検討ください。
不可能と思われた夫婦仲を、改善するきっかけになるかもしれません。