恋人として付き合っていたころは、いつも心がどきどきしていました。
ところが結婚すると、急に「どきどき」が消えることがあります。
いえ、消えてしまうのが、ほとんどです。
まず、どきどきしなくなるのは普通です。
結婚すれば、人間関係のレベルが変わります。
「恋人」から「夫婦」になります。
恋人と夫婦は、次元が違います。
恋人は、お互いを見つめ合う関係です。
夫婦は、お互いが社会に目を向けて、協力する関係です。
落ち着いた関係に変わったのですから、気持ちも落ち着いて当然なのです。
では、もう二度とどきどきできないのかというと、そうではありません。
どきどきしなくなれば、どきどきする工夫をしてみましょう。
たとえば、呼び名を工夫してみてはいかがでしょうか。
夫婦らしい慣れ親しんだ呼び方ではなく、出会った当初のような呼び方をしてみます。
「先輩」「部長」「水口さん」という呼び方をすれば、出会った当時を思い出し「どきどき」がよみがえるでしょう。
また、ときどきデートのつもりで、高級レストランへ食べに行きます。
きちんと予約をして、正装で出かけ、腕を組んで向かいます。
初々しさがよみがえり、どきどきするのです。
初心に返るような工夫をすることで、夫婦になってからも、胸の高鳴りを楽しめます。