40代は、教育の10年です。
家庭なら、わが子に教育です。
会社なら、部下を教育です。
未来を担う人を育てるために、経験豊富なあなたの教育が必要です。
若い人も、頼りになるあなたからの教育を求めています。
全身全霊で教育することで、わが子も部下も、すくすく育つことでしょう。
しかし、自分の思いとは相反して、相手のためになっていない教育になることがあります。
無駄に長い話です。
あなたが教育するとき、どのくらいの時間を使っていますか。
もちろん教育内容によって、必要な時間も異なりますが、無駄に長すぎる話になっていないでしょうか。
無駄な話が含まれていたり、余分な一言があったりなどです。
わが子や部下を熱心に教育しようとするとき、よくありがちな現象です。
「伝えたい」という気持ちが強いほど、話にいろいろ盛り込んでしまい、長くなりやすいのです。
長い話は、要注意です。
せっかくためになる話でも、話が長ければ長いほど、論点がずれやすくなります。
「何が言いたいのだろう」と思い、相手の心に響かないことがあるのです。
くどくど話が長すぎれば、相手によっては不快感を抱く場合もあります。
教育のために話をするなら、できるだけ短くするように心がけましょう。
キーワードは「簡潔」です。
わかりやすい表現を使い、要点だけをまとめて伝えます。
短ければ短いほど、相手の心にすっと入ります。
もし、相手が物足りないと感じるなら「もっと聞かせてほしい」と言ってくるはずです。
すべてを語らないことで「自分で考える力」を養う効果もあります。
それが本当の意味で、相手のためになる教育です。