40代は、口うるさくなりやすい年ごろです。
これまで蓄積した知識が、不満となって現れやすいからです。
勉強には、副作用があります。
勉強して頭がよくなればなるほど、身の回りの欠点が目につくようになることです。
その結果、いつも批判を口にするようになることがあります。
「部下がなってない」
「今の若者はなっていない」
「国の政治はなっていない」
事あるごとに、がみがみ口うるさくなります。
何を見ても欠点が目につくため、いつもいらいらしてしまうのです。
たしかに言い分は正しいのですが、怒っている人の話は、聞きにくいです。
聞くより、近寄りにくいです。
怒っているだけでは、かっこいい40代にはなれないのです。
目指すべきは「怒る40代」ではなく「理解する40代」です。
今まで培ってきた知識を、どう生かすかです。
欠点をあげつらうために活用するのではなく、理解して、関係をスムーズにするために活用します。
「今の若者には、こういういいところがある」
「国の政治には、こういう素晴らしい仕組みがある」
「部下には、こういう長所がある」
知識のある40代なら、できるはずです。
知識の生かし方の問題です。
長所や努力を理解できる40代になりたいですね。
知識は、欠点を探すのではなく、美点を見つけることに活用しましょう。
こういう40代は「理解力があるなあ」と、周りから尊敬されるのです。