あなたの生活は、たくさんの立場で埋め尽くされています。
あなただけでなく、私たちの誰もが複数の立場を演じています。
上司の前では「部下」という立場。
古い知り合いの前では「友人」という立場。
レストランの店員の前では「客」という立場です。
年を重ねると、立場はさらに増えます。
部下の前では「リーダー」という立場です。
パートナーの前では「パートナー」という立場。
子どもの前では「親」という立場。
立場がまったく存在しない状況は、ほとんどなくなります。
それぞれの立場に応じて、役割も違いますから、使い分けが必要です。
気持ちの切り替えが必要ですし、ストレスもたまりやすいでしょう。
私たちの人生は、たくさんの立場で埋め尽くされているのです。
しかし「たくさん立場があって大変だ」と思うのではありません。
立場から逃げることはできません。
立場から逃げれば現実逃避になり、うまく生きていくことができなくなります。
「それぞれの立場を楽しもう」と考えるのです。
少し見方を考えると、たくさんの立場があるのは、幸せなことです。
いろいろな立場を楽しめるのは、いろいろな見方ができるということです。
つまり、人生を何倍も楽しめるということです。
これほど幸せなことはありません。
たくさんの立場があってよかった。
おかげで、世界観も視野も広がります。
たくさんの立場は「大変」と思うより「楽しもう」という心がけが、大切なのです。