親の介護は、子どもにとって大切な課題です。
介護は、子育てとは違い、先が見えない特徴があります。
先が見えにくいため、計画も立てづらいのですが、ほうっておくわけにもいきません。
いずれ親は介護が必要になり、避けるのは難しい。
40代になると、親は高齢になっているはずです。
親の介護について、真剣に話し合いの機会を作る時期です。
親がどういう介護を望んでいるのかは、一概には言えません。
親としては「死ぬまで家で暮らしたい」という希望があるかもしれません。
逆に「老人福祉施設でのんびりしたい」という意見もあるかもしれません。
子どもとしては、親と一緒にいたい気持ちもあるでしょう。
その一方で、介護に手間がかかりすぎると、仕事に支障が出てしまう問題もあります。
いろいろな介護の仕方が考えられます。
希望があっても、資金の問題もあります。
資金面も、お互いが納得できる金額でないと、人間関係や相続のトラブルに発展することもあります。
どういう暮らし方や介護を望んでいるのかは、本人と交えて話すしかありません。
深くて長い話し合いになるはずです。
だからこそ、親の意識がはっきりしているうちに、話し合いが必要です。
切り出しにくい話ですが、いつかは切り出さなければいけない話です。