年を取ると、老眼になります。
老眼とは、年を取るとともに目の遠近調節機能が衰え、近くのものが見えにくくなる現象です。
パソコンのディスプレイが見えにくくなったり、本を読みにくくなったりします。
老眼が始まるのは一般的に、45歳前後です。
早い人では、30代後半から始まる人もいます。
「近くのものが見えにくくなったな」と思えば、老眼と考えたほうがいいでしょう。
しかし、老眼は厄介です。
老眼は、認めたくない心理が働きやすいからです。
老眼であることを認めれば、自分で老いを認めることになります。
近くが見えにくくなったにもかかわらず「疲れているせいだろう」と考え、ごまかしてしまいがちなのです。
特にプライドの高い人は、老眼であることを認めたくない傾向があります。
老眼を受け入れたくない気持ちがあるとはいえ、ほうっておけば、思わぬトラブルになることがあります。
仕事では、数字の見間違えによって、大きなミスを招くこともあります。
車の運転では、交通事故の危険性が高まります。
町では、人とぶつかりやすくなります。
トラブルが起こってからでは、遅いです。
場合によっては、人命にも関係します。
強がっていませんか。
近くを見るときに見えにくくなれば「気のせいだ」と強がらず、すぐ眼科に行きましょう。
老眼と診断されれば、医師の指示には素直に従い、老メガネなどの対応を考えましょう。