執筆者:水口貴博

中学生がしておきたい30のこと

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生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。

生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。 | 中学生がしておきたい30のこと

中学3年のとき、貴重な体験をしました。

全校生徒の前で、生徒代表の挨拶です。

一応、自分から立候補です。

「一応」というのは、ちょっとした事情があったからです。

掃除の時間、私は廊下の掃除を、女の子2人と担当していました。

2人とも、かわいい女の子です。

掃除の当番はくじ引きで、たまたまかわいい女の子と廊下の当番が決まりました。

ある日のことです。

女の子と話しながら廊下の掃除をしていると、生徒代表の挨拶の話題になりました。

ちょうどそのとき先生は、挨拶の代表者を探していましたが、誰もやりたがりませんでした。

教室で「やりたい人はいるか」と言っても、みんな下を向き、聞こえないふりをするのです。

「恥ずかしくてできないよね」という女の子の発言に、私はうっかり調子に乗ってしまいました。

「やればできるでしょ。自分でもできるよ」と強がってしまったのです。

その瞬間、偶然に先生が廊下を通りかかり、女子生徒が先生のところへ報告しに行ってしまいました。

「そうか。水口、よく言った!」と先生も喜んでいたため、引くに引けなくなったのです。

その日から、猛練習でした。

自分で考えた発表内容を原稿用紙に書いて、先生に提出します。

すると、赤ペンだらけの指摘が入った原稿用紙が戻ってきて、何度も添削を繰り返しました。

次に先生の前で、何度かリハーサルをさせてもらいました。

発表当日は、原稿用紙を見るのは禁止だったため、すべて暗記が必要でした。

姿勢、話し方、話すスピードなど、先生から指摘を受けながらも、それらしい形を仕上げていきました。

今思えば、先生とマンツーマンで、濃い教育でした。

いろいろ苦労はありましたが、先生のサポートのおかげで、何とか当日はうまくいきました。

すると、その経験をしてから、妙に度胸が身についたのです。

全校生徒の前で代表の挨拶をすることに比べれば、ほかのことは、ささいなことに思えます。

何でもできそうな気がしたのです。

自分が、少し変われた一件でした。

機会があれば、生徒代表の挨拶を、自分から立候補してみましょう。

準備や緊張で大変ですが、必ずあなたのためになります。

自分が大きく変わるきっかけになるはずです。

中学生がしておきたいこと(30)
  • 生徒代表の挨拶を、名乗り出る。
まとめ

中学生がしておきたい30のこと

  1. さあ、思春期が始まった。
    中学生は、心も体も急成長する時期。
  2. 勉強につまずき始めるのは、中学生から。
  3. 中学時代、一番力を入れて勉強したいのは、国語。
  4. 役立たないのではない。
    まだ、役立つ場面がないだけ。
  5. 偉人の伝記を、10冊は読んでおきたい。
  6. 親に口答えしても、もっとうるさくなるだけ。
  7. どんなに親がうっとうしくても、食事だけは一緒に過ごす。
  8. 先生は、敵にするより、味方にする。
  9. 多感な中学生は、嫌な言葉を聞き流す力が必要。
  10. いらいらしたときは、100メートルダッシュ。
  11. 好きな人の前に出なければ、有意義な中学生活は始まらない。
  12. 好きな人は、けなすより、褒めて振り向かせる。
  13. 恋愛への第一歩は、異性と一緒に帰ること。
  14. 親が言う前に行動するから、生活が楽しくなる。
  15. 友人の家に泊まる経験をするから、中学生らしく成長できる。
  16. 友人は、少なくてもいい。
  17. 新聞は、小さな記事を1つ読むだけでいい。
  18. 外国語の歌が歌えるようになると、見える世界が変わる。
  19. 人に理解されない趣味を、1つ持つのが、中学生の仕事。
  20. 部活動に燃える人ほど、中学生活が充実する。
  21. にきびは、敵でもあり、味方である。
  22. 親と一緒に投票所に行って、選挙の様子を見る。
  23. 字幕付きの映画には、頭をよくする効果がある。
  24. 中学生が大人向けの本を読むのは、おかしいことではない。
  25. 自分の部屋にもかかわらず、掃除を親任せにしていませんか。
  26. もっとお小遣いが欲しいときの正攻法。
  27. 家族旅行は、子どもからせがむもの。
  28. 親を家族旅行に説得するときの、必殺のキーワード。
  29. 批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感。
  30. 生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。

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