私たちは、いつから健康に関心を持つようになったのでしょうか。
人それぞれに思えますが、実はみんな、似たようなきっかけがあります。
中学時代の肌の悩みなのです。
小学生のころは、ビタミンやタンパク質の話をしても「なんだろう」という感じです。
「野菜は体にいい」「睡眠不足は健康によくない」という話を聞いても、実感がありません。
そもそも小学生は健康すぎるため、健康の知識すら必要ないのです。
しかし、中学生になると、一変します。
誰もが、にきびに悩み始めるのです。
自分のルックスを最も気にする時期に肌が荒れるのは、大きな悩みです。
顔は、よく見られる部分です。
よく見られるから、少し荒れるだけで、気になって仕方ありません。
にきびは恋愛にも影響するから、一大事です。
親や先生に叱られるより、にきびができるほうが、落ち込みます。
大きなにきびができた日には、本気で学校を休みたくなります。
中学時代は、にきびのことで悩み続けるのです。
このとき私たちは、健康に関心を持ち始めます。
ビタミンのことを勉強したり、食事に気を使ったり、生活リズムを見直したりなどです。
「にきび予防のためなら」と思い、必死になるのです。
にきびを通して、私たちは健康への知識を身につけていきます。
これはこれで、いいことです。
学校の勉強もそうですが、関心があるうちに勉強するのが、一番です。
最も吸収力が高く、よく身につきます。
悩みを抱えていると、一生懸命になれます。
中学時代のにきびをきっかけにして、健康に関心を持ちましょう。
正しい知識を早い時期に知り、実践です。
健康に対する知識は、一生涯役立ちます。
中学生のにきびは、健康を勉強する絶好のきっかけになるのです。