思春期真っただ中の中学生は、あらゆることをよく感じます。
自意識が過剰になり、周りの目が気になり、人の噂も気になる年ごろです。
「なんか髪型が変だね」という一言が胸に突き刺さり、1日中、気にしてしまうのです。
もちろん客観的に間違いを指摘する言葉を受け止めることは大切です。
髪が乱れていたり、ごみがついていたりする指摘はしてもらったほうがいいです。
しかし、多感な中学生は、何でも真面目に受け止めすぎる傾向があります。
友人から言われた言葉がすべて正しいと思ううえ、すべての言葉を真剣に受け止めすぎます。
真面目に言葉を受け止めるのは素晴らしいですが、すべてを真面目に受け止める必要はありません。
中学生だからこそ、くだらないことを言う人もいるからです。
根拠のない、悪口です。
「勉強なんて、くだらない」
「君の声を聞いているだけで、むかつく」
「うさんくさい本を読んでいるね」
まったく根拠のない悪口を言ってくる人がいるのです。
そういう言葉は、真面目に受け止める必要はありません。
さらっと聞き流すのです。
中学生に必要なことは、嫌な言葉を聞き流す力です。
元気の出る言葉は、しっかり受け止める一方、嫌な言葉は聞き流しましょう。
「逃げているようではないか」と思いますが、逃避とは違います。
自己管理の1つです。
嫌な言葉を聞き流す力は、中学生に必要です。
根拠のない悪口を真剣に受け止めて考えることほど、浅はかなことはありません。
「根拠がない」と思えば、徹底的に聞き流しましょう。
聞き流すことで、落ち込みにくくなります。
精神的にも強くなるのです。