あなたは競争するべき相手を選ぶとき、誰を選んでいますか。
友人ですか。
同僚ですか。
先生ですか。
たしかに競争する相手がいたほうが、緊張感や意欲があふれて、生き生きします。
競争を行うことで、やる気もみなぎり、より力を発揮できるようになります。
他人と競争するのは、技能の強化に役立つでしょう。
しかし、長期で見ると、注意が必要です。
実は、疲れやすい方法だからです。
自分のことより他人のことばかりがいつも気になり、相手との「精神的な消耗戦」になってしまうのです。
競争とは、他人とするものではありません。
競争する本当の相手は、ほかの誰でもない、自分なのです。
比べるのは「他人」とではなく「過去の自分」と比べるようにすることです。
人と比べて欠点を侮辱することもなくなり、自分の成長だけに集中できます。
他人と比べるのでは、勝ったときに終わってしまいますが、自分と比べていれば、終わりのない成長をし続けることができるのです。
本来競争とは、他人とするものではなく、過去の自分と行うものなのです。
それがなにより、あなたの成長につながるのですから。