いつも明るくいたければ、人と比べるのをやめましょう。
「相手より上なのか下なのかにこだわるのをやめる」ということです。
比べる行為をすべて、やめることです。
性格の明るい人は、相手が自分より評価が高くても、明るく振る舞えます。
「人は人、自分は自分」という考え方になっているからです。
生まれも育ちも人生を歩んできた道のりは、人それぞれです。
それぞれが違った環境を通して育ってきているのですから「比べる」ということは、本来できるわけがありません。
明るい人は、このことをよく理解できています。
いくら相手が自分より評価が高くて人気があったとしても「人は人。自分は自分」と考えることができています。
周りに振り回されることなく、いつも自分らしく元気でいることができているのです。
それに対して暗い人は、相手が自分より評価が上か下かに、こだわります。
優劣をつけたがるのです。
それも、不必要にしつこく気にします。
自分のほうが低い評価なら落ち込み、自分のほうが高い評価なら急に元気になります。
感情の波が激しい性格になります。
なにより相手と比べることで元気になるのは、相手の不幸を笑う人間になります。
自分より評価の低い不幸な人を笑う人間になり、余計に嫌われる悪循環になります。
明るい人は「相手と自分は別なのだ」と考えることができているため、励ますときも、心から応援できます。
そのおかげで、さらに人から好かれて愛される好循環になるのです。
明るい人はどんどん明るくなれ、暗い人はどんどん暗くなってしまうという対照的な仕組みの秘密は、ここにあります。
人の不幸を笑って、そのおかげで自分が元気になるという、嫌な性格の人間になりたいですか。
それは誰にとっても嫌なことです。
人の幸せを、自分の幸せであるかのように、心から喜べる心のきれいな人が、人から愛される人です。
そのためにも、今から人と比べることをやめることです。
比べることは、点数や評価で簡単にできることですが、人の評価は点数では表すことはできないのです。