暗い人には、ある共通した口癖があります。
「絶対」です。
この「絶対」という言葉は、人生を重く暗くしてしまう邪悪な言葉です。
絶対ということは、この世にはあり得ません。
この世にあり得ないのに「絶対」という理想を追い求め、終わりのないとても重く暗い人生にさせてしまうのです。
「絶対」は、底なし地獄の入り口なのです。
にもかかわらず「絶対」という言葉を使っている人がなんと多いことでしょう。
この世の中に絶対ということはあり得ないのに、それでも「絶対」という言葉を使って人生を生きています。
これでは、自分で自分の首を絞めているようなものです。
底なし地獄ですから、いずれ疲れてしまい、笑顔も減り、暗い性格になってしまうのも当然です。
あなたが「絶対」を自分に対してではなく、誰か他人に対して使ってしまったら、今度はその友人に嫌な思いをさせてしまいます。
ときどき友人同士が話しているときに「絶対ダメに決まってる」という言葉を耳にするときがあります。
耳に障る言葉です。
絶対というと、その時点で話が重たくなります。
「絶対ダメに決まっている」なんて言われると、誰でも嫌な気持ちになってしまうものです。
「絶対」という言葉は、仕事でも家庭でも、使ってはならない禁句中の禁句なのです。
もし、使いたいときがあれば「絶対」ではなく「もしかしたら」と言い換えるようにしましょう。
「絶対ダメに決まっている」と言うのではなく「もしかしたら、ダメかもしれない」というほうが、優しい口調に変わります。
「もしかしたら」という言葉には「まだ可能性が残されている」という意味が含まれているからです。
何事に対しても「絶対」という決め付けた考え方をやめることです。
たった一言の口癖をやめるだけで、それだけであなたの性格が変わります。