人間の本当の評価は、点数では表現することはできません。
点数は「人間が作ったルール」においての基準にすぎません。
「ルール」のある評価方法では、ルールに存在しないことは無視されてしまい、あなたの本当の評価がされなくなってしまうのです。
たとえば、一生懸命数学の勉強をしても、テストで60点しか取れなかった。
点数では、60点としか出てきません。
しかし、それでも、勉強をした本人には一生懸命に勉強をした結果「60点も取れた」と喜んでいるかもしれません。
60という点数に対して、本人は満足しているということもあるのです。
それを学校側の勝手な評価で「60点しか取れてない」と評価されてしまうのです。
なんと残念なことでしょう。
本人は「60点も」と喜んでいるのに、学校側は「60点しか」としか評価をしてくれないのです。
本人が「60点も」と喜べば、それでもいいのです。
本当は30点しか取れなかったのに、頑張って勉強して60点も取れるようになった、と考えることができれば明るくなれます。
それに60という数字には、頑張って勉強した評価や努力、本人の気持ちなどが含まれていません。
数学へのやる気や頑張りが、点数に表れていないのです。
点数だけでは、人間の本当の評価を表現することは不可能なのです。
あなたの素晴らしさは、点数では表現しきれないのです。