「人を励ますのは簡単ですが、自分を励ますのは難しい」
そう思ったことはありませんか。
友人が落ち込んでいるときには、励ましの言葉を、軽く口にできます。
しかし、自分が落ち込んだときには、苦労します。
友人を励ますのがうまい人でも、実際に自分が落ち込むと、前向きな考え方を忘れます。
「もうダメだ」と、悲観してしまうものです。
そういうときに、いい方法があります。
鏡です。
鏡といえば、自分の姿を確かめる使い道を想像しますが、ほかにも使い道があります。
自分を励ましたり奮い立たせたりする使い道です。
たとえば、元気がないとき、鏡を見ましょう。
鏡には、自分の顔が映ります。
鏡に映った自分を見ながら「元気を出せよ。また次があるよ」と、力強い言葉を言い聞かせましょう。
鏡に映った自分を、他人だと思いながら励ますのがポイントです。
自分ですが、他人のような距離感がつかめます。
他人に語りかけるつもりが、自分に対する言い聞かせになります。
鏡に映る自分に向けて、力強い言葉を語りかけるうちに、自分が元気になるのです。
思うだけでも効果がありますが、できれば実際に声を出すといいでしょう。
気力を奮い立たせるときなら、いつでも使えます。
鏡を上手に使って、元気のある毎日を送りましょう。