携帯電話やインターネットが、発達しました。
おかげで、外に出歩かず家の中だけで、コミュニケーションや情報収集ができるようになりました。
人と会わなくても、会話ができます。
旅行に行かなくても、映像を通して、街並みを楽しめます。
電子機器が発達するにつれて、人は外出がおっくうになりがちです。
しかし、家でじっとしているばかりでは、人生を本当に楽しめません。
携帯電話でのコミュニケーションは、会話だけを楽しみ、直接会っているわけではありません。
テレビやインターネットからの情報も、実際に自分が本当に経験しているわけではありません。
媒体を通して、間接的に、受け取っているだけです。
楽しいといえば楽しいですが、決定的なものが欠けています。
感動です。
実際の経験ではないため、強い感動が伴わないのです。
強い感動が伴うのは、外を歩いたときです。
体の動きが、必要です。
外を歩くと、本物の経験に、直接触れることができます。
本物の景色が見られます。
本物の人と出会えます。
道端につまずいて転び、けがをすることもあるでしょう。
それこそが、本当の経験です。
歩いた距離と人生の質は、比例します。
たくさん歩くにつれて、さまざまなことを経験できるため、人生も楽しめるのです。
人生を楽しもうと思えば、歩く距離を増やしましょう。
とにかく1歩でも多く、歩きます。
たくさん歩くにつれて、世の中のことを、たくさん見たり聞いたり感じたりできます。
実際に触れたとき、人は本当の経験として、感動しながら吸収します。
しかも健康にもいいという、おまけつきです。
それが、本当の人生の豊かさです。
外を歩くことこそ、人生を楽しむ原点なのです。