友人と仲良くするためのキーワードは「ありがとう」です。
「ありがとう」なしに、よい友人関係は構築できないと言っても過言ではありません。
逆を言えば「ありがとう」がきちんと言える人は、人と仲良くやっていけます。
これは相手が、男でも女でも、年上でも年下でも、日本人でもアメリカ人でも、大切な言葉なのです。
この「ありがとう」が、実は落ち込んでいる人を元気づけるときにも、大いに効果を発揮します。
「話を聞かせてくれてありがとう」
この「ありがとう」が元気づけるための言葉になるのです。
「感謝された。話してよかったんだ」と、ほっとしてくれます。
どういうわけか人間関係では、ありがとうは鏡のような動きをします。
私が「ありがとう」と言うと、相手も「ありがとう」と言い返してきてくれます。
相手が「ありがとう」と言ってくれると、私も「ありがとう」を言いたくなります。
「ありがとう」は、プラスのパワーを持っています。
冗談でもいいので「ありがとう」をどんどん口にすることで、どんどん明るく楽しくなれる魔法の言葉なのです。
私が「話を聞かせてくれてありがとう」と言うと、相手も「こちらこそ、話を聞いてくれてありがとう」と言ってくれます。
気持ちのよい会話です。
たとえ、ささいな暗い話でも、最後を「ありがとう」で締めくくることできれいに締めくくれます。
私は本の中では「ありがとう」は「魔法の言葉」と表現しています。
単なるメルヘンチックな表現で使っているのかと思うかもしれませんが、とんでもないです。
「ありがとう」を魔法と呼べるにふさわしいパワーを持っていると、本気で思っています。
「魔法の言葉」と言い切っているのです。