突然ですが、あなたに質問です。
大好物をイメージできますか。
ぼんやりしたイメージではNGです。
大まかなイメージではなく、細部まできちんと浮かべられるかどうかです。
「色」「形」といった視覚的なことだけでなく「香り」といった感覚的なことまでイメージできるかどうかです。
ぼんやりしたイメージしかできないならイエローカードです。
はっきりイメージできないということは、普段きちんと注意を向けていない証拠です。
大好物だからきちんと見ていると思われがちですが、そうとは限りません。
大好物とはいえ、きちんと見ていないことが多い。
ちらっと一瞬しか見ていないのかもしれません。
ながら食いをしていて、別のことに注意が向いているのかもしれません。
食べることや味わうことに夢中で、目で見て楽しむことを忘れているのかもしれません。
これはよくありません。
大好物にもかかわらず、ぼんやりしたイメージしかできないのは残念なことです。
好きな人の顔はきちんとイメージできることが大切であるように、好きな食べ物もきちんとイメージできることが大切です。
いま一度、大好物をしっかり見てください。
記憶するつもりで目に焼き付けましょう。
しっかり脳裏に刻み込んでください。
美術館で芸術鑑賞をするかのようにじっくり眺めましょう。
味だけでなく、色・形・香りに注意を向けましょう。
全体を見終われば、細かいところにも注意を向けましょう。
目をつぶっても思い出せるくらい、色・形・香りをイメージできるようになっておくことです。
大好物をじっくり眺めて観察すると、新鮮な刺激や新しい発見に恵まれることがあります。
「こんな色をしていたのか」
「こんな素材が使われていたのか」
「こんなにきれいで美しかったのか」
まじまじ見つめていると、今までと違った見え方をすることが少なくありません。
新しい気づきが得られると、ますます親しみと愛着が湧いてきます。
大好物を具体的にイメージできるようになると「夢に出てきやすくなる」という副次効果があります。
目に焼き付け、脳裏に刻み込まれ、記憶に残れば、それだけ印象的になって夢に出てきやすくなります。
大好物に囲まれる夢かもしれません。
大好物をたくさん食べる夢かもしれません。
夢の中で、大好物を楽しむ夢を見られるでしょう。
朝起きたとき、大好物を食べたかのような満足があって、気持ちよく朝をスタートできます。