街を歩いていると、アニメキャラクターのようなメイクをしている女性を見かけることがあります。
とりわけ厚化粧というわけではありません。
きちんとファンデーションをしています。
リップ、チーク、髪の手入れもきれいにできています。
しかし、何か変なのです。
「うまく化粧はしているのになぜ? 何か変だ」
それは、メイクに使われている色の数にあります。
髪の毛は、ブラウン。
眉は、黒。
チークは、ピンク。
口紅は、レッド。
アイシャドーは、ブルー。
顔に、たくさんの色が使われているのです。
化粧を覚えたばかりの女性に見られるメイクです。
「とりあえず塗れば、きれいになる」
そう思っているのです。
たしかに一つ一つのパーツを見れば、うまく整っているように見えます。
しかし、顔全体から見ると、アンバランスなのです。
顔にたくさんの色が使われすぎていると、顔が賑やかになります。
賑やかな顔は、若さと活気があっていいのですが、上品には見られません。
顔のそれぞれのパーツをきれいにメイクできていても、色のバランスが悪ければ、台無しです。
たくさんの色を使いすぎる顔は、アニメキャラクターのようにも見えてくるのです。
「塗ればきれいになる」という考えから卒業しましょう。
塗ってきれいになれるかどうかは、メイクの最後までわかりません。
大切なのは、バランスです。
色を使いすぎないこと。
顔全体のバランスを考えることです。
使う色を限定することで顔全体のバランスが整い、若い女性でも上品な顔立ちになれます。