「輪郭はきれいに整っているのに、なぜか不自然だ」
そう思う原因は、毛並みかもしれません。
ブローライナーで眉を描くとき、単に輪郭をなぞるだけでは不十分です。
きれいな輪郭は描けても、のっぺりした眉になり、不自然な仕上がりになってしまうのです。
なぜでしょうか。
毛並みの向きを無視しているからです。
1つ質問があります。
あなたは、自分の眉の毛並みを、知っていますか。
鏡に顔を近づけて、あらためて眉の毛並みを見てみましょう。
眉は、複雑な毛並みの集合体であることに気づくはずです。
毛は生えている方向が、上に向いたり下に向いたりしています。
眉を描くとき、この毛並みの向きを意識することが大切です。
眉頭の部分の毛並みが一番、複雑です。
上に向いたり下に向いたりなど、さまざまな毛の方向が入り交じっています。
ぼかした仕上がりを意識しながら、上に向けた毛並みに揃えましょう。
眉頭から眉山にかけて、上向きの毛並みに揃えます。
眉山部分の毛並みをよくみてみましょう。
わかりにくいかもしれませんが、実は下向きになっているはずです。
つまり、眉山の毛並みは、下向きに揃えるのが正解です。
眉山から眉尻にかけては、下に向かった毛並みです。
下向きに揃えながらラインを描くと、きれいな眉尻に仕上がります。