数多くの料理が登場する会席料理は、1品ずつ出されます。
もちろん出てきた順番に食べればいいのですが、全体像が気になりますね。
「会席料理はこういう流れだ」とわかっているだけでも、落ち着くのではないでしょうか。
店によっては、焼き物・煮物・揚げ物の順序が前後したり一部省略されたりする場合もありますが、おおむね次のような流れです。
日本料理でも、やはり最初は前菜から始まります。
「先付け」「お通し」「突き出し」と呼ばれることもあります。
ここからご飯が出るまでは、お酒と一緒にいただくのが一般的です。
味が薄い吸い物が出されます。
前菜やお酒を食べた後、口の中をリセットするために出されます。
時間が経って椀が冷えると蓋が取れにくくなるので、出されたらすぐ蓋を開けましょう。
メイン料理の1つです。
季節の刺し身が出されます。
一般的に季節の魚やエビなどが焼いて出されます。
肉類の場合もあります。
季節の野菜を煮たものが出されます。
かりかりした揚げ物は、野菜や魚を天ぷらにしたものが出されます。
蓋をして蒸した日本料理です。
一般的には、茶碗蒸しが出されます。
冬場なら、かぶら蒸しが出されることもあります。
酢の物は口の中をすっきりさせる役割があり「口直し」の意味が込められています。
量が少ないからとはいえ、一気に食べ終えてしまうのは好ましくありません。
少しずついただきましょう。
食事の締めです。
味噌汁・ご飯・お新香の順番で、バランスよく食べていきましょう。
ここからは酒をだらだら飲み続けるのはやめ、いったん切り上げるようにします。
食後のデザートです。
季節の果物やお菓子が出されるのが一般的です。
お茶は、食事の最後でいただくのがマナーです。
ここで食事は終了です。