執筆者:水口貴博

会席料理を上品に食べる30の食事マナー

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「腹を膨らませる」それ以外を求めるとき、本格的料理店に向かう。

「腹を膨らませる」それ以外を求めるとき、本格的料理店に向かう。 | 会席料理を上品に食べる30の食事マナー

本格的フランス料理、本格的日本料理、本格的中華料理。

「本格的」と名のつく料理店は、どこでも高額の食事代が必要です。

極端にいえば、ファストフード10回分のお金が、1回の食事で消えてなくなります。

「なぜ、これほど高額なのだろう」

私が幼いころはそう思っていました。

ゼロの数が1つ多くて、間違っているのではないかと思ったほどです。

私たちは通常、おなかがすいたとき、店に向かいますね。

料理店で食事をする目的は、おなかを膨らませるのが第1の目的です。

しかし、それだけで終わっている店もあれば、それだけでは終わらない店もあります。

「本格的」と名のつくところは、おなかを満たす以外のことを満たすとき、向かうところです。

「雰囲気」です。

その雰囲気のために、お金を払っていると考えるのです。

本格的な料理店には、あらたまった雰囲気があります。

それは内装もそうです。

食事もそうです。

給仕のサービス品質もそうです。

すべてにおいて上質かつ、高級です。

するとです。

堅苦しくて、独特の緊張感があるのです。

一見、悪いと思われるこの雰囲気ですが、これがいいのです。

この堅苦しくて独特の緊張感を、人生の大切な場面で、うまく活用しましょう。

たとえば、結婚記念日です。

堅苦しさや緊張感が、出会ったときの初々しさを思い出させてくれます。

きちんとした場を用意してくれたパートナーに対して「大切にされている」と実感しやすくなるでしょう。

そのほか、デートのときや、両親にあらたまったお願いをするときなど、あらたまった場だからこそ使い道があります。

堅苦しさや緊張感のあるあらたまった席を、ここぞという場面で、大いに活用していきましょう。

会席料理を上品に食べる食事マナー(1)
  • 人生の大切な場面こそ「本格」と名のつく料理店に向かう。
「本膳料理・会席料理・懐石料理」の違いと特徴。

会席料理を上品に食べる30の食事マナー

  1. 「腹を膨らませる」それ以外を求めるとき、本格的料理店に向かう。
  2. 「本膳料理・会席料理・懐石料理」の違いと特徴。
  3. 込み入った話や折りいったお願いをするなら、日本料理店が最適。
  4. 素足で座敷に上がらない。
  5. 畳のふちを、踏んではいけない。
  6. 座布団でしてはいけない、3つのマナー違反。
  7. 会席料理の一般的な順番と意味。
  8. 苦手な料理は、あえて最初から手をつけない。
  9. 食事前には、手元にある貴金属は外しておきたい。
  10. にらみ食いは、食べている食事に集中できていない証拠。
  11. ご飯の上に、おかずを乗せて食べない。
  12. 手を受け皿にするのは、意味があるようで、意味がない。
    マナー違反。
  13. 悪い行儀が癖になるなら、よい行儀も癖にできるはずだ。
  14. 美しく盛られた料理を少しでも楽しむために、手前の料理から手をつける。
  15. 右側にある器を左手で取ったり、左側にある食器を右手で取ったりしない。
  16. 器と箸の並べ方には、ルールがある。
    ルールに込められた意味とは。
  17. 食事中は、お茶を飲まない。
    できれば、水も控えたい。
  18. 真っ先に、香の物から手をつけない。
  19. 「汁物、ご飯、おかず」の順に食べよう。
  20. 好きな料理とはいえ、一気に食べきるのは控えたい食べ方。
  21. 食事の場には、食事に関係ない物を置かない。
    あったとしても、見えない位置に隠すことが大切。
  22. アルコールが入るとはいえ、大きな声で騒ぎすぎない。
  23. 次々と出される料理に、焦ったり慌てたりする必要はない。
  24. 彩りや盛り付けが美しいほど、その裏には、料理人の苦労がある証拠。
  25. 箸で魚を上手に食べる、4つのステップ。
  26. うっかり口に入った魚の骨を取り出すときのマナー。
  27. 天ぷらを上手に食べる5つのルール。
  28. 食べることばかりに気を取られるのではなく、器の美しさに気づく余裕も持つ。
  29. 刺し身をおいしくいただくための3ステップ。
  30. 料理が食べ終わったら、すべての蓋は元どおりにする。

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