西洋料理のコース料理では、料理が出てくる順番があるように、中華料理にも出てくる順番があります。
中華料理は、大きく5つの料理が出されるのが基本です。
食事のペースを考えるためにも、基本的な流れを押さえておきましょう。
色鮮やかな小さな料理が出されます。
量はさほど多くなく、食欲を駆り立てるための意味があります。
「冷たいクラゲ」「バンバンジー」「アヒルの卵」「サメの煮物」などが出されます。
基本的に冷たい料理が出されますが、温かい料理と混ざって出てくることもあります。
前菜の次は、温かいスープが出されます。
主食が始まる前に、胃を温めておく意味があります。
「フカヒレ」や「ツバメの巣」などが代表的です。
最初のメインディッシュです。
肉・魚・野菜などを使った料理が、3皿から5皿、登場します。
炭水化物の少ない料理のため、食べやすくするためです。
2つ目のメインディッシュです。
たっぷり炭水化物が含まれたご飯類や麺類が出されます。
比較的、炭水化物をたっぷり含んだ、味の濃い料理が中心です。
食事の締めくくりとして「点心」と呼ばれる軽食が出されます。
西洋料理でいう、食後のデザートにあたります。
「杏仁豆腐」「ゴマ団子」「ライチ」など甘みのあるものが出ます。
「春巻き」「シューマイ」「水ギョーザ」という軽い食事が出ることもあります。