「骨付き」の肉が登場することがあります。
いわゆる「Tボーンステーキ」です。
通常のステーキとは異なり、骨を気にしながら食べなければいけませんから、少し戸惑うところですね。
まず気をつけたいのは、骨を手に持って直接肉にかぶりつくのは厳禁です。
最初に骨から肉を外す手順から始めます。
骨に注意がむいて、どこから切ろうかと迷いが生じます。
Tボーンステーキでスマートな食べ方は、やはり左側からです。
T字の左側からナイフを入れます。
フォークで肉をしっかり固定しながら、骨に沿ってナイフを入れます。
骨についた肉をナイフで切り外すことになりますから、しっかり力を入れましょう。
骨と肉のラインをぎりぎりに切っていくより、少し余裕を持たせて切るほうが、楽に切れます。
ここで注意があります。
Tボーンステーキは骨が邪魔ですから、最初に骨から肉を全部切り取りたくなります。
しかし、この方法は、よくありません。
最初にすべて切り分けてしまうと、肉汁が逃げ出したり、肉が冷めやすくなったりするからです。
食べるだけの量を、その都度切り分けていくようにします。
骨付き肉を左側から食べていきますが、肉を切りにくい場合があります。
そういうときは、肉を切りやすいように回転させればOKです。
骨付きの肉は、T字型とは限りません。
場合によっては複雑な骨の形もあるでしょう。
骨と骨の間の肉の取り方は、状況によります。
ナイフとフォークを使って肉を切られる余裕があれば、そうしましょう。
ただし、骨と骨の間が狭くてナイフとフォークが使いにくい場合は、手で骨をしっかり固定します。
そして、フォークを使って骨の間の肉をかき出して食べます。