西洋料理の1つに「エスカルゴ」があります。
いわゆる、食用のカタツムリ料理です。
「ヨーロッパではカタツムリまで食べるの?」
驚きますが、フランスではトリュフ、フォアグラ、キャビアに続く、代表的なフランス料理です。
ブルゴーニュの郷土料理として有名です。
フランスはワインで有名ですが、ワインに必要とされるブドウの葉を飼料に養殖されています。
さて、エスカルゴが登場する場合「トング」と呼ばれるU字形の道具も出てくるはずです。
左手でトングを持ち貝を固定しながら、右手にフォークを持ち、中身を引っかけて取り出します。
トングが用意されていない場合は、手で直接つかんで結構です。
エスカルゴは冷めると中身が固くなるので、熱いうちに食べるようにしましょう。
中身を食べ終わった後が、ポイントです。
「殻の中に残った汁」です。
楽しみ方は、2つあります。
エスカルゴ料理では、皿の上に小さなパンも添えられていることがあります。
もちろんパンをそのまま食べてもいいですが、殻に残った汁を、パンにかけて食べてみましょう。
パンがおいしくいただけます。
これはマナー違反ではなく、一般的な食べ方です。
またパンは直接手でつかむより、フォークでパンを刺したほうが、より上品です。
殻の中に残った汁は、直接口をつけて飲んでも結構です。
バターが含まれた汁が口に広がり、上品な後味が続きます。