執筆者:水口貴博

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

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エスカルゴの上手な食べ方。

エスカルゴの上手な食べ方。 | 洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

西洋料理の1つに「エスカルゴ」があります。

いわゆる、食用のカタツムリ料理です。

「ヨーロッパではカタツムリまで食べるの?」

驚きますが、フランスではトリュフ、フォアグラ、キャビアに続く、代表的なフランス料理です。

ブルゴーニュの郷土料理として有名です。

フランスはワインで有名ですが、ワインに必要とされるブドウの葉を飼料に養殖されています。

さて、エスカルゴが登場する場合「トング」と呼ばれるU字形の道具も出てくるはずです。

左手でトングを持ち貝を固定しながら、右手にフォークを持ち、中身を引っかけて取り出します。

トングが用意されていない場合は、手で直接つかんで結構です。

エスカルゴは冷めると中身が固くなるので、熱いうちに食べるようにしましょう。

中身を食べ終わった後が、ポイントです。

「殻の中に残った汁」です。

楽しみ方は、2つあります。

  1. パンにつけて食べる

エスカルゴ料理では、皿の上に小さなパンも添えられていることがあります。

もちろんパンをそのまま食べてもいいですが、殻に残った汁を、パンにかけて食べてみましょう。

パンがおいしくいただけます。

これはマナー違反ではなく、一般的な食べ方です。

またパンは直接手でつかむより、フォークでパンを刺したほうが、より上品です。

  1. 直接飲む

殻の中に残った汁は、直接口をつけて飲んでも結構です。

バターが含まれた汁が口に広がり、上品な後味が続きます。

洋食フルコースで心がけたいテーブルマナー(22)
  • エスカルゴ料理は、殻の中に残った汁をパンにつけて楽しむ。
レモンと粉チーズを振りかけるときに心がけること。

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

  1. フルコース料理は、必要とされるテーブルマナーもフルコース。
  2. フルコースをオーダーする前に、気をつけておきたいこと。
  3. フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  4. イタリア料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  5. なぜ、イタリア料理よりフランス料理のほうが、品目が多いのか。
  6. どんな料理でも、基本的に左側から切っていく。
    その理由とは。
  7. フルコースをスムーズに食べられる人は、絶対にモテる。
  8. コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。
  9. スープで、音を立てないように飲む上手な方法。
  10. スープを飲むときのスプーンの正しい使い方。
  11. パンを食べながらスープを飲まない。
    パンを食べてからスープを飲まない。
  12. 左利きの人のナイフとフォークの適切な持ち方。
  13. エビの上手な食べ方。
  14. 魚料理の上手な食べ方。
  15. 熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べ始めよう。
  16. 同席者の話が長く、なかなか料理が食べ始められないときの対処法。
  17. 遅刻やキャンセルは、わかった時点で早めに連絡する。
  18. テイクアウトができないレストランほど、実はサービスのレベルが高い。
  19. カトラリーを使うときに注意したい、3つのNG。
  20. ブロシェット(串焼き料理)の上手な食べ方。
  21. 骨付き肉(Tボーンステーキ)の上手な食べ方。
  22. エスカルゴの上手な食べ方。
  23. レモンと粉チーズを振りかけるときに心がけること。
  24. 牡蠣を上手に食べる、2つのステップ。
  25. 大きなパンに、直接かぶりつかない。
  26. コース料理でパンを食べるときに陥りやすい罠。
  27. なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。
  28. パンくずは、自分で掃除をしない。
  29. ガス入りの水のメリットとデメリット。
  30. カップ型スープにも、食事休めのサインがある。

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