魚料理を食べるとき、ネックになるのは「骨」です。
骨があることで食べにくく感じ、毛嫌いする人も多いのではないでしょうか。
たしかに魚は骨がネックになりますが、きちんと段取りのよい食べ方を練習すれば、恐れることではありません。
では、魚を上手に食べる3ステップは以下のとおりです。
左手で持っているフォークで魚の頭あたりを押さえながら、右手に持っているナイフで魚の背骨を左から右に切り込みを入れます。
この切り込みのラインを基準に「上身」「下身」とします。
基本的に、上身から食べていきます。
背骨に入れた切り口にナイフを入れ、背骨から上に向かってナイフを滑らせていきます。
すると、きれいに魚の上身が取れます。
切り取った上身を、皿の手前に置きます。
後は、通常のナイフとフォークの使い方で、身の左側から、一口大に切り分けて食べていきましょう。
上身が食べ終われば、下身も同様にします。
上身と下身が食べ終われば、骨が露出した状態になります。
背骨の下にナイフを入れて、骨を持ち上げ、皿の隅に移動させます。
骨のなくなった身だけが残ります。
後は、魚の頭や尾を除いて、左側からきれいに食べていけばOKです。
ちなみに、魚をひっくり返して食べるのはマナー違反です。
ひっくり返した瞬間、ソースが飛び散る場合があるためです。
また、うっかり骨が口の中に入ってしまったときは、ナプキンで口を覆いながら、骨を取り出しましょう。