ホテルの各階のフロアは、一般的に、誰でも出入りできるようになっています。
多くの場合、ホテルのエレベーターや階段あたりには「宿泊客以外の方はご遠慮願います」という立て札があることでしょう。
しかし、宿泊客のふりをすれば、誰でも出入りが可能になります。
よく耳にするホテルの泥棒被害があります。
メイドが部屋の掃除のためドアを開けている間に、その部屋の宿泊客を装って、旅行者の金品を持ち去るというケースです。
メイドは、その部屋にどんな顔の宿泊客が泊まっているのか知りません。
泥棒が「ちょっと忘れ物があって取りに来た」と言って宿泊客のふりをして部屋に入ってこられると、確認のしようがないのです。
泥棒は鍵を必要とせず、部屋に入ることができてしまいます。
これを防ぐために、多くのホテルでは防犯カメラなどを設置していますが、帽子やマスクをつけていれば、隠せてしまいます。
これはとても危険です。
そういうケースを防ぐために、心がけたい工夫があります。
外出時は、スーツケースの中に貴重品を入れ、鍵をかけておきます。
さらにワイヤ式の錠で、スーツケースを部屋の一部に固定しておきましょう。
貴重品は、セーフティーボックスを利用してもOKです。
泥棒が入ってきたとしても、スーツケースを開けられず、スーツケースごと持ち去られる心配もなくなります。
メイドサービスを受けながら、貴重品などの安全性を確保できるのです。